【東京第25区】青梅市、福生市、羽村市、あきる野市、西多摩郡 、昭島市



2019/10/6 苦難越え築いた共闘、あきる野市長選88票差で勝利

(寄稿)選挙で変えよう!市民連合あきる野 山下千尋

(1)市民の呼びかけでスタート

 2018年3月、「市長選にも関わろう」と声があがり「あきる野市の抱える問題は何か」などの声を拾い、9月に基本政策を作成。9名の野党市議(全21市議)に会い共闘の申し入れを行いました。市政を変える1点と政策については概ね合意。

 村木氏は前回2015年の市長選にも開発優先の市政を批判し、JR五日市線・武蔵引田駅開発阻止を訴え出馬しています。自民党市議(のちに離党)でしたが、当時安保法にも反対し憲法擁護の立場で立候補を表明したため様々な層から支援を受け、共産党とも幾度か話し合いがもたれたようです。しかし共産党は諸々納得のいかない点があり独自の候補を立てました。

(2)「共闘困難」の壁が立ちはだかった

 前回214票差で負けたこともあり、いまだ遺恨を抱く議員や「共闘は賛成だが候補者による」などの意見が出され、私たちの前に『共闘困難』の壁が立ちはだかりました。私たちはこの間接着剤に徹しようと《本気で!市政を変える会》などの学習会を重ね、現職あるいは元市議を引っ張り出し何とか連携を模索。しかし立候補するであろうとされていた村木氏の出馬表明もなく、市民連合としても候補者の擁立ができず5月末から活動停止状態に。

(3)「 選市民連合あきる野」が政策協定を結んだことにより事態が好転した

 夏も終わりかけた8月19日「市民連合の協力を得て市長選に出たい。地元後援会の承認も得られた(この地域では、後援会が主導)」と懇談の場で出馬表明があり推薦を決定。野党市議共闘が行われぬまま政策協定を結びました。これを受けいち早く共産党が「自主的支援」の声明を出し、立憲民主市議も続きました。告示日第一声には多くの野党市議が集結。選挙期間中は自ら街宣・ビラまき・ポスター張りなどを積極的に行い、おのずと共闘体制が出来上がりました。

(4)政党支援ではなく「地元市民と共に」と訴えて勝利!

 地元の保守系新聞は『共産系市民連合』と書立て、東京25区井上信治衆院議員は「共産党支配のあきる野にしてはならない」と遊説。またそれを連日選挙カーでも流すなど様々な妨害もありましたが、村木氏は一貫し「どこの政党の支援も受けず地元後援会、保守中道革新の市民のみなさまの協力、そして市民連合の推薦で頑張ってまいります。」と繰り返したのです。88票という僅差でありましたが武蔵野・中野・世田谷に続く結果を出すことができました。この超保守西多摩での勝利を国政選挙においても大きなうねりに発展させるべく、東京25区市民連合でも頑張ります!

  


2019/9/8  あきる野市長選に向け、木村ひでゆき氏と政策協定

「 選挙で変えよう!市民連合あきる野」は、9月29日告示、10月6日投票で行われるあきる野市長選挙に立候補を予定している村木ひでゆき氏と9 月8日、政策協定を結び、村木氏を推薦することにしました。


 東京第25区(東京の2割の面積を占める選挙区。青梅市、福生市、羽村市、あきる野市、西多摩郡 、昭島市)では、9月15日に、新潟を2016年から勝利に導いている新潟@市民連合共同代表の佐々木寛さんを招き初の学習会を開催しました。

 

 5月末から野党間で懇談をおこなってきた成果で、立憲民主党・国民民主党・日本共産党・社会民主党・生活ネットワークの政党責任者や市議そして無所属議員も参加しました! 佐々木さんから「全野党共闘初日のようですね!」と言われ、記念写真を撮りました。

【資料】主催者挨拶要旨:25区には野党候補者が全くいないことが判った。市民と野党の統一政策と統一候補を!